留学で後悔したこと:語学留学の経験談

留学で後悔しないために勉強を頑張る人

私は2009年に1年間、カナダに語学留学してました。

試行錯誤しながら英語力を伸ばしましたが、「あのときもっとこうしてればなぁ…」とか「もっと早くあれをやっとけばよかったなぁ…」と思うことがいくつかあります。

なるべく早くマンツーマンレッスンの先生を見つける

グループレッスンよりマンツーマンレッスンの方が圧倒的に英語力が伸びます。

理由を簡単に述べると、

  • レッスン内容を自分の希望通りにカスタマイズできる
  • 質問したいときに好きなだけ質問できる
  • グループレッスンよりもたくさん会話ができる

からです。

「でも、マンツーマンレッスンってお高いんじゃないの?」と思われるかもしれません。

確かに語学学校が提供するマンツーマンレッスンはびっくりするくらい高額です。私が留学していた当時は1回60分で1万円を超えるのが相場でした。

しかし現地には、割と安く英語を教えてくれるフリーランスの講師がたくさんいます。私の場合は、1回60分3000円でレッスンを提供してくれる講師を見つけました。もちろん何人か試して自分に合う講師を選びました。

当初語学学校に通っていましたが、最終的に個人レッスンに切り替えました。結果的に英語力が大きく伸び、語学学校に通っていた半年間を後悔しています。もっと早く個人レッスンの存在に気づいていればと思っています。

語学学校が無意味というわけではない

ただ語学学校が全く無意味だったわけではありません。というのも、マンツーマンレッスンの存在を知ったのも、語学学校に通っていたおかげだからです。

最初の5ヵ月間、懸命に勉強していたもののカタコトですら話せるようにならず、焦りを感じていました。

「このまま何も得られずに留学が終わってしまうのか…」と不安に駆られていたのを今でも覚えています。

そんな時、同じ語学学校に通っていた韓国人留学生に出会いました。彼は私とほぼ同時期に入学したにもかかわらず、驚くほど早く英語力を伸ばしていました。

藁にもすがる思いで勉強法を聞いてみたところ、現地のフリーランサーによる個人レッスンの存在を教えてくれました。彼から何人かの講師を紹介してもらい、その中の一人が自分に合っていたのでその先生に教わることにしました。

こういった経験を通じて、日本人だけでなく、他国の留学生ともつながっておくことが大切だと感じました。そうすることで、自分の知らない情報や思いがけない情報を得られることがあるからです。

語学学校に通うことは、情報収集の面で大きなメリットがあります。ただ、年間を通して通う必要はなく、長くても3ヵ月ほどで十分でしょう(足りなければいくらでも延長できます)。

その期間で、必要な人脈や情報が得られるはずです。語学学校に通うなら、まずは短期間で様子を見ながら検討してみてはいかがでしょうか。

もっと早めに実践経験を積むべきだった

マンツーマンレッスンだけでは、当然話せるようにはなりません。レッスンで学んだことを実際に使えるようにするためには、実践経験を増やすことが大切です。私は当初、ある程度話せるようになってから地域のコミュニティに参加して実践を増やせばいいと考えていました。

しかし、実践とレッスンは全く違います。レッスンでは、講師が配慮して丁寧な表現で話してくれますが、実践ではそうはいきません。簡単にいうと容赦がないのです。様々なシーンで変化球が飛んでくるため、スピーキングやリスニング力を上げるには、やはり実践を通して学ぶ必要があると後から気づきました。

実際、その場で話せないとコミュニティの輪には入れませんので、どうしても身につけようとサバイバル本能が働き、自然とモチベーションが上がって一日中勉強することができました。

レッスンでは、実践で理解できなかったフレーズや文法の確認、うまく言えなかった表現の修正を行う場として活用しました。

こうして、マンツーマンレッスンを留学の早い段階で始めるだけでなく、英語があまりできない段階からでも地域のコミュニティに参加し、サバイバル本能を働かせることをおすすめします。

どのような実践経験を積んだか

ちなみに、私が経験した実践の一例を参考にしてください。

  • 新聞やネットに掲載されている地域のボランティア活動に参加
  • コミュニティが運営する勉強会に参加(リサイクル活動や移民に関するディスカッションなど)
  • 現地の日本語学校や、日本文化を教えるコミュニティを訪問
  • 毎週日曜日に教会に行き、讃美歌やゴスペルを歌う(隔週木曜日には練習会あり。ちなみに私は仏教徒です)
  • 地域の仏教コミュニティに参加
  • シェアハウスのオーナーやその友人との集まりに参加(BBQパーティーや映画鑑賞会など)
  • 自分の得意なスポーツの地域クラブに訪問
  • 南アジア人街や中華街に行き、暇そうにしている店員と雑談

ホームステイ先を早めに見切るべきだった

留学を考えている人の中には、ホームステイに憧れる方も多いでしょう。私も最初はホームステイを経験しましたが、正直、苦い思い出しかありません。他の留学生からも、ホームステイに関して良い話はほとんど聞きませんでした。

私の場合、文化の違いというより、契約事項を守ってもらえなかったことが問題でした。具体的には、朝・昼・晩の食事が用意されていなかったことです。食費も支払っている以上、契約通りに対応してほしかったのですが、何度かつたない英語で話しても状況は改善されませんでした。結局、留学エージェントを通じて滞在期間を短くしてもらい、残りの費用を返金してもらうことになりました。

その後、他の留学生からシェアハウスに関する情報を聞き、物件を探しました。オーナーや入居者の人柄も確認した上で、東アジアの文化に理解のあるオーナーの物件に引っ越しました。このオーナーは友人を招いてBBQパーティーや映画鑑賞会を開催するのが好きで、気軽に誘ってくれる人柄でした。一緒にテレビを見たり、近くの湖まで散歩に行ったりして、とても楽しい時間を過ごせました。

ホームステイ先には約1ヵ月滞在しましたが、もっと早くシェアハウスに移ればよかったと後悔しています。ホームステイは正直、運次第です。ですので、最初は短期間で契約してみてダメなら別の物件を探す、良ければ延長するなど、柔軟に対応できるようにしておくのがおすすめです。

「留学前にもっと勉強しておけば…」とは思わなかった

留学経験者の中には、「留学前にもっと勉強しておけばよかった」と後悔する人が多いとよく耳にします。

もちろん英語力があるに越したことはありませんが、私はこの点において後悔はしませんでした。なぜかというと自分の性格上、必要に迫られないと勉強を続けないと分かっていたからです。

実際、留学前に少し英語の勉強を始めてみたものの、全然長続きしませんでした。なぜなら、普段の生活で英語を使う機会がないからです。だからこそ、留学してから本気で勉強して身につければいいと割り切っていました。

留学直後は、通じない悔しさを感じながら、中学1年レベルの文法をがむしゃらに勉強してました。しかし、このような状態でも1年経てば、海外生活を難なくこなせるほどの語学力と自信が身につきました。

ですので、「留学前にある程度勉強しておいた方が良いかな?」と心配している方も、留学後に十分巻き返せるのでご安心ください、とお伝えしたいです。

さいごに

最初に述べたフリーランサーによるマンツーマンレッスンとシェアハウスの生活は、語学学校+ホームステイよりも安価に済むため、ぜひ検討してみてください。

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投稿者プロフィール

Tommy
Tommy英語壱番 代表
幼少~高校まで語学に興味はなく、大学時代に一念発起し、英語力に磨きをかける。卒業後、某メーカーの海外営業としてインドネシアに駐在し、東南アジアに位置するメーカーに製品の提案、販売に従事。現在は主に対面、オンラインの双方で英語を教えている。カナダと中国に留学経験あり。英語のほか、中国語、インドネシア語も堪能。
資格:TOEIC 970、HSK 6級