大人の「イマージョン ラーニング」は効果なし?初心者が陥る罠とは⁉

「イマージョン ラーニング」とは、英語環境に身を浸すことで自然な言語習得を目指す学習法です。海外ドラマを字幕なしで見たり、英語のラジオを聞いたりと、まるで海外生活のような環境を日本で再現。

「英語に触れる時間が長ければ自然に話せるようになる」と期待しがちです。しかし特に大人の英語初心者には、この方法だけで英語力を伸ばすのは難しいのが現実です。当教室にも、イマージョン学習で伸び悩む方が多くいらっしゃいます。

「何時間も英語を聞いているのに話せない…」それは、イマージョン ラーニングの「」かもしれません。この記事では、大人の初心者が陥りやすい落とし穴と、本当に効果的な学習方法を解説します。

「英語を話せるようになりたい」30代以上の英会話初心者の方、必見です。

「イマージョン ラーニング」とは? – 定義と基本的な考え方

イマージョン ラーニング(Immersion Learning)は、「浸す」という意味の Immersion から来ており、英語環境に身を置き、日常生活で英語に触れることで自然な習得を目指す学習法です。

この学習法の根底にあるのは、「子供が母国語を習得するプロセス」の模倣です。子供は文法や単語を細かく教えられなくても、周囲の言葉を聞き、真似、間違いながら自然に言葉を覚えます。イマージョン ラーニングは、このプロセスを大人の学習に応用しようとするものです。

具体的には、以下のような方法が実践されています。

  • 海外ドラマや映画を字幕なしで見る
  • 英語のラジオやポッドキャストを聞く
  • 英語の本やニュース記事を読む
  • 英語で日記を書く
  • 英語で独り言を言う
  • オンライン英会話(広義のイマージョン)

これらを通して常に英語に触れる環境を作り、英語脳を育て、自然な会話力を目指します

 大人の初心者が「イマージョン ラーニング」で伸び悩む理由

大人の初心者がイマージョン ラーニングを実践しても、期待したほどの効果が得られないことが多いです。その主な理由を、3つの観点から詳しく解説していきます。

子供が母国語を習得する過程と、大人が外国語を学ぶ過程には、

理由①なぜ大人はインプット不足に陥りやすいのか?

大きな違いがあります。それは、既に母国語という強固な言語体系が脳内に構築されているかどうか、という点です。

子供は新しい言語を比較的素直に吸収できますが、大人の脳は、既に母国語の文法や語彙、思考パターンで満たされています。そのため、新しい言語を学ぶ際には、まず母国語のフィルターを通して情報を解釈しようとしてしまいます。

特に、英語の基礎知識(英単語、文法)が不足している場合、このフィルターは非常に厚く、強固なものになります。

②基礎知識不足がもたらす悪循環

基礎知識がない状態で、いくら英語のシャワーを浴びても、それは単なる「音」としてしか認識されません。なので意味を理解できない音をいくら聞いても、言葉として習得することはできないのです。

具体例:基礎知識不足チェック

以下の日本語を瞬時に英語で表現できるでしょうか?

  1. 「それはどこにありますか?」
  2. 「それをとても楽しみにしています。」
  3. 「(レストランなどで)何かおすすめはありませんか?」
  4. 「昨晩8時間寝ました。」

これらは中学レベルの英語で十分に表現可能です。
>>>>すぐに英語が出てこない、あるいは自信を持って英作文できない場合、基礎的なインプットが不足している可能性が高いと言えます。

③なぜアウトプットが重要なのか?

イマージョン ラーニングは、インプット中心の学習方法になりがちです。英語を聞いたり読んだりする時間は増えますが、実際に自分で英語を話したり書いたりする機会は、意識的に作らなければ不足してしまいます。言語習得においては、インプットとアウトプットのバランスが非常に重要です。

インプットした知識を、実際にアウトプットすることで、脳は「この情報は重要だ」と認識し、記憶に定着させやすくなります。また、アウトプットを通して、自分の理解度や弱点を把握することもできます。

④イマージョン ラーニングにおけるアウトプット不足の具体例

例えば、海外ドラマを見ていて、面白いフレーズや表現に出会ったとします。しかし、それを実際に自分で使ってみる機会がなければ、そのフレーズはすぐに忘れ去られてしまいます

さらに、独学のイマージョン ラーニングでは、自分の間違いを指摘してくれる人がいません。そのため、間違った英語を使い続けてしまい、それが癖になってしまう可能性もあります。

⑤イマージョン ラーニングはなぜ時間がかかるのか?

イマージョン ラーニングは、効果を実感できるまでに時間がかかる学習方法です。特に、英語初心者の場合は、分からない単語や文法を逐一調べる必要があり、膨大な時間と労力を費やすことになります。

例えば、英語のニュース記事を読む場合、記事の内容を理解するためには、分からない単語や文法を一つ一つ調べていく必要があります。この作業は非常に時間がかかり、精神的にも負担が大きものです。

⑥時間不足と非効率性がもたらす悪影響

仕事や家事、育児などで忙しい大人が、この作業を毎日続けることは容易ではありません。最初はモチベーションが高くても、次第に負担が大きくなり、挫折してしまうケースも少なくありません。

さらに、調べた単語や文法をすぐにアウトプットする機会がないため、せっかく調べた知識も定着しにくいという問題もあります。

学習方法の比較表

学習方法 メリット デメリット
イマージョンラーニング 自然な英語に触れられる、リスニング力向上の可能性 インプットとアウトプットのバランスが悪い、基礎知識がないと効果が出にくい、時間がかかる、挫折しやすい
効率的な学習方法 インプットとアウトプットのバランスが良い、基礎知識を効率的に習得、短期間で効果実感、モチベーション維持 ネイティブの自然な英語に触れる機会は少ない(別途補う必要あり)

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大人の初心者が効果的に英語力を伸ばす方法

大人の英語初心者が、効果的に英語力を伸ばすための具体的な方法を、3つのステップに分けて詳しく解説していきます。

なぜ基礎固めが最優先なのか?

まず、最も重要なのは、英語の基礎を徹底的に固めることです。具体的には、中学レベルの英文法、英単語、英熟語をしっかりと習得することから始めましょう。

もう大人なのに、中学英語からやり直すなんて…」と思う方もいるかもしれません。しかし、基礎がグラグラの状態では、その上にどんなに立派な建物を建てようとしても、すぐに崩れてしまいます。

英語学習も同じです。強固な基礎があればこそ、その後の学習がスムーズに進み、応用力も身につきます

具体的な基礎固めの方法

基礎固めには、自分に合った参考書やアプリなどを活用し、毎日コツコツと学習を続けることが大切です。

文法学習

  • 文法書を一冊、最初から最後までやり通す(理解できない部分は繰り返し学習)。
  • 文法問題集を解き、間違えた問題を重点的に復習する。
  • オンラインの文法解説サイトや動画を活用する。

単語・熟語学習

  • 単語帳を使って、毎日一定数の単語・熟語を覚える(例文も一緒に覚えるのが効果的)。
  • 単語学習アプリを活用し、スキマ時間を有効活用する。
  • フラッシュカードを作成し、繰り返し復習する。

基礎固めのポイント

  • 毎日少しずつでも良いので必ず学習時間を設ける
  • 完璧主義にならず、間違えることを恐れない。
  • 楽しみながら学習できる工夫をする。(好きな音楽、ドラマを英語で楽しむなど)

アウトプットの重要性

基礎知識をインプットしたら、次は、それを実際にアウトプットする機会を積極的に作りましょう。インプットとアウトプットの理想的なバランスは、1:1、あるいは、アウトプットの方を少し多めにするくらいが理想的です。

アウトプットすることで、学んだ知識が「使える知識」へと変わります。また、自分の弱点や理解度を客観的に把握することができます。

具体的なアウトプットの方法

方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 英会話スクール:講師から直接指導を受けながら、体系的にスピーキングやライティングの練習ができる。フィードバックも得やすい。
  • オンライン英会話: 自宅にいながら、ネイティブスピーカーや英語講師と会話練習ができる。
  • 英会話カフェ: 気軽に英語での会話を楽しめる場。
  • 英作文添削サービス: 自分の書いた英文を添削してもらい、正しい表現を学べる。
  • 言語交換パートナー: お互いの母語を教え合うことで、実践的な会話練習ができる。
  • 独り言: 日常生活の中で、英語で独り言を言うのも効果的なアウトプット練習になる。

アウトプットの際の注意点

間違いを恐れずに積極的に話したり書いたりすることが大切です。間違えることは、成長のチャンスです。間違えたところを修正することで、より正しい英語が身につきます。

そして理想的な環境は、間違えた際にすぐにフィードバックをもらえる環境です。ネイティブスピーカーや英語講師など、英語の専門家からフィードバックをもらうことで、自分の弱点を明確にし、効率的に改善することができます。

「調べる時間」の落とし穴

英語学習において、「調べる時間」は、意外と大きな負担になります。分からない単語や文法を一つ一つ調べていると、時間がいくらあっても足りません。また、「調べる」ことに時間を取られすぎて、本来の目的である「英語を話せるようになる」ための練習時間が削られてしまうこともあります。

「調べる時間」を減らすための具体的な方法

この「調べる時間」を減らすためには、英語の専門家(英語講師など)に直接質問するのが最も効率的です。分からないことをすぐに質問し、解決することで、学習のスピードが格段に上がります。

英語講師に質問するメリット

  • すぐに疑問が解決できる
  • 正しい知識を得られる
  • 学習のモチベーションを維持しやすい
  • 時間の節約になる

例えば、「調べる」のに3時間かかっていたものを1時間に削減できれば、残りの2時間をアウトプットや、他の活動(副業、趣味、家族との時間など)に充てることができます。

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 英語壱番の紹介とサポート内容

英語壱番では、これまで述べてきたような「インプット」と「アウトプット」のバランスを重視し、大人の英語初心者が陥りがちな非効率な学習から脱却するための、効果的な英語学習プログラムを提供しています。

独学でのイマージョン ラーニングで伸び悩んでいる方、何から始めればよいか分からない方に最適なサポート体制を整えています。

基礎力徹底強化プログラム

経験豊富な講師陣が、あなたの現在の英語レベルを正確に把握し、中学英語の基礎から丁寧に指導します。

また英文法の土台固めはもちろん、日常会話で頻繁に使われる単語や実践的なフレーズまで、着実にインプットを積み重ねていきます。

実践的なアウトプットトレーニング

インプットした知識を「使える英語」に変えるための、多様なアウトプット練習の機会を提供します。

具体的な練習内容としては、以下のようなものがあります。

  • ロールプレイング: 実際の会話場面を想定した練習
  • ディスカッション: 自分の意見を英語で表現する練習
  • プレゼンテーション: まとまった内容を英語で発表する練習

個別フィードバックシステム

あなたのスピーキングやライティングに対して、講師が丁寧かつ具体的なフィードバックを提供します。さらに発音の癖、文法的な誤り、より自然な表現方法など、細かい点まで指導を受けることで、弱点を効果的に克服できます。

これらのサポートにより、独学では避けられない『調べる時間』を大幅に削減できます。その結果、学習自体により集中でき、スムーズなステップアップが可能です。

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まとめ

大人の英語初心者が「イマージョン ラーニング」だけで英語力を伸ばすことは、難しいというのが現実です。しかし、正しい学習方法を知り、実践することで、誰でも必ず英語を話せるようになります

この記事で紹介した3つのステップ(基礎固め、インプットとアウトプットのバランス、「調べる時間」を減らす)を参考に、ぜひあなたに合った学習方法を見つけてください。

そして諦めずに学習を継続することが何よりも大切です。英語学習は、マラソンのようなものです。焦らず、自分のペースで、一歩ずつ着実に前に進んでいきましょう。

もし、あなたが

一人で学習を続ける自信がない」「効率的な学習方法を知りたい

と感じているなら、ぜひ一度英語壱番の無料体験レッスンにお越しください。あなたの英語学習を、私たちが全力でサポートします

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投稿者プロフィール

Tommy
Tommy英語壱番 代表
幼少~高校まで語学に興味はなく、大学時代に一念発起し、英語力に磨きをかける。卒業後、某メーカーの海外営業としてインドネシアに駐在し、東南アジアに位置するメーカーに製品の提案、販売に従事。現在は対面、オンラインの双方にて英語を教えている。カナダと中国に留学経験あり。英語のほか、中国語、インドネシア語も堪能。
資格:TOEIC 970、HSK 6級